テルミー療法とは?
金属性の2本の器具(冷温器)に生薬成分の入った線香(テルミー線)を挿入し火をつけて、皮膚の上を擦っていきます。熱くなく、心地よいあたたかさで、血液やリンパの流れを促進し自然治癒力を高めます。直接、皮膚に触れられない時は、スコープという器具を用います。お着替えは、当院にありますので、申しつけ下さい。
テルミー療法の特徴
- 赤ちゃん、妊婦さん、お年寄りまで安心して受けられます。
- 副作用がなく、医薬品との併用も差し支えありません。
- テルミーのぬくもりは、優しくおだやかです。
治療器説明
冷温器
万年筆程の大きさで、外管、内管からなる金属性の器具で基本的に2本1対で使用します。この器具で直接皮膚に摩擦してゆきます。
スコープ
テルミー線を3~5本挿入し使用します。患部にたくさん熱を入れたい時や、傷などがあり皮膚に触れない時に使用します。
テルミー線
科学的、医学的な裏付けのある有効な成分で、ひのき、びわの葉など数種類の生薬の入った太い線香状のもので、テルミーの熱源です。これに火をつけて冷温器またはスコープに入れ施術します。
こんな症状におすすめ
- 捻挫
- なかなか腫れ、痛みが引かない症状など。
- 五十肩
- 夜間痛があり夜起きてしまう症状、運動時に痛みが出る症状など。
- 膝痛
- 椅子から立ち上がる際、または、階段の昇降時に出る痛みの症状、水がたまっている症状、天気による痛みが出る症状など。
- 腰痛
- ぎっくり腰、慢性的な腰痛など。
- スポーツ障害
- シンスプリント、テニス肘、野球肩など。
- 成長障害
- オスグットなど。
テルミー療法の歴史
テルミー療法は
日本生まれの健康療法です
テルミー療法は、1929年に日本で発明されました。愛知県出身の医師・伊藤金逸博士が20年に及ぶ研究によって完成された健康療法です。テルミーとは、ギリシャ語で温熱療法を意味します。
テルミー療法を受けた感想
テルミー療法を受けた、第一声は気持ちがいい、あたたかい、さっぱりすると言った感想が聞かれます。身体があたたまり、持続します。お灸とマッサージ、ハリをミックスした感じの治療法です。
テルミー療法を過信せず、医療の適期を失わない事が大切です。症状の継続、増強が見られた場合は、医師の診察を受けましょう。